北海道の道東を旅してみたいけれど、

「何日くらいあれば主要な観光地を回れるんだろう?」
「釧路、阿寒湖、摩周湖、網走、知床まで全部行くのは大変?」
「3泊4日で行きたいけれど、スケジュールを考えるのが面倒……」

そんなふうに悩んでいませんか?

国内、海外問わず、頻繁に旅に出ることが多いトラベラーの私が、今回は実際にレンタカーで巡った3泊4日の道東旅行を紹介します。

今回のルートは、

釧路空港 → 釧路湿原 → 阿寒湖 → 摩周湖 → 硫黄山 → 美幌峠 → 網走 → 知床 → 羅臼 → 開陽台 → 中標津空港

です。

道東の代表的な観光地をかなり広くカバーしたスケジュールです。

この記事では、実際の旅行で使ったタイムテーブルをそのまま紹介します。

人によって多少のアレンジは必要ですが、このプランをベースにすれば、ほとんど何も考えずに3泊4日の道東旅行を組むことができます。

また、実際に旅してわかった、知っておくと便利なポイントもあわせて紹介します。

*ウトロ側から知床峠(国道334号・知床横断道路)を越えて羅臼へ車で抜けられるのは、例年4月下旬〜11月上旬頃です。
冬は雪のため閉鎖されてしまいます。

今回、ウトロ側から知床峠(国道334号・知床横断道路)を越えて羅臼へ車で抜けていますが、このプランを参照する場合、訪れる季節に注意が必要です。

*それぞれの施設の営業時間、入場料など、詳細は変更になることがあるので、各施設のサイトで最新の情報を確認してください。


3泊4日の道東旅行|全体ルート

宿泊地は次の通りです。

1泊目:阿寒湖
2泊目:網走
3泊目:知床・ウトロ

往路は釧路空港復路は中標津空港を利用しました。

同じ空港へ戻るルートではないため、道東を大きく一方向に移動できるのがこの旅程のポイントです。

今回は釧路空港でレンタカーを借り、中標津空港で返却する乗り捨てを利用しました。

道東を効率よく周遊するなら、レンタカーの利用がおすすめです。 

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1日目|釧路空港から釧路湿原・阿寒湖へ

1日目のタイムテーブル

時間スケジュール
11:20羽田空港発 NH741
12:55釧路空港着
13:30ニッポンレンタカー 釧路空港内カウンターへ行き、レンタカー営業所へ送迎車で移動
14:00レンタカー営業所を出発
途中釧路市内で買い物
15:00〜15:10釧路市湿原展望台(雨と霧で見学できず)
15:20〜16:15温根内木道
17:20〜18:00阿寒湖アイヌコタン散策
18:10頃阿寒湖のホテル到着

釧路空港から釧路湿原へ

釧路空港に12:55に到着。

レンタカーの手続きを済ませ、14時頃に営業所を出発しました。

旅行中に必要なものを購入するため途中で釧路市内に立ち寄った後(この立ち寄りで30〜40分ほど時間を使っています)、最初に向かったのが釧路市湿原展望台です。

ただし、この日はあいにくの雨と霧でした。

入場券を購入しようとしましたが、受付でほとんど見えませんがどうされますか?と聞かれたので、入場するのはやめました。

そのため、そのまま温根内木道へ向かっています。

温根内木道を散策

15:20頃、温根内木道に到着。

温根内木道は、釧路湿原を間近に感じながら歩ける場所で、展望台から眺めるだけとはまた違った楽しさがあります。

この日のように天候があまり良くない場合でも、目の前の湿原を見ることはできるので、状況次第では木道散策を楽しむことができます。

10分、40分、1時間の3つのコースがあるので、時間に合わせて選ぶことができます。

可能であれば40分、1時間のコースを回るのが良いと思います。

また初日から無理に多くの観光地を詰め込まず、釧路湿原を1か所しっかり歩いてから阿寒湖へ向かうくらいがちょうどよいと思います。

雨や霧の日など、展望台からの眺望が期待しにくい場合でも、
温根内木道では歩きながら釧路湿原を間近に楽しむことができます

阿寒湖アイヌコタンへ

17:20頃、阿寒湖のアイヌコタンに到着しました。

40分ほど散策してからホテルへ向かいました。

アイヌコタンには民芸品店などが並んでおり、阿寒湖観光の際には立ち寄りやすい場所です。

お店が集まっているエリアは、写真の手前のゲートの位置から真正面の建物のあたりまでなので、比較的コンパクトです。

阿寒湖アイヌシアターイコロでの公演を見る場合は、さらに30分ほどかかります。

僕の場合、公演は見ておらず、写真を撮ったり、民芸品店などをみて、18:10頃にホテルに到着しました。

阿寒湖周辺には温泉旅館やホテルが多くあります。宿泊料金や空室状況は、旅行前に比較しておくのがおすすめです。 

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熊スプレーはホテルで受け取り

今回の旅行では、知床五湖などにも行くため熊対策として、念の為、熊スプレーをレンタルしました。

利用したのは、

KUMA SAFE HOKKAIDO

です。

熊スプレーを宿泊先のホテルまで送ってもらうことができ、旅行終了後はコンビニなどから宅配便で返却できます。

飛行機では熊スプレーを持ち運べないため、北海道旅行ではこのようなレンタルサービスが便利です。

今回の旅では、幸い熊に遭遇することもなく、使用することもありませんでした。

2日目|阿寒湖から摩周湖・硫黄山・美幌峠を通って網走へ

2日目のタイムテーブル

時間スケジュール
9:30ホテルチェックアウト
10:05〜11:20阿寒湖遊覧船
11:40阿寒湖出発
12:15〜12:45道の駅 摩周温泉
12:55〜13:20摩周湖 第一展望台
13:35〜14:05川湯温泉で昼食
14:10〜15:25硫黄山・MOKMOKベース(カフェでの休憩含む)
16:00〜16:35美幌峠展望台
17:20〜17:35道の駅 メルヘンの丘めまんべつ
18:15網走市内ホテル到着
19:00夕食

この日は、

阿寒湖 → 摩周湖 → 硫黄山 → 美幌峠 → 網走

と、道東らしい絶景をまとめて巡ります。

今回の3泊4日の中でも、いろいろな観光スポットを巡る1日です。

阿寒湖遊覧船

ホテルを9:30にチェックアウトし、10:05発の阿寒湖遊覧船に乗りました。

所要時間は約1時間15分。

予約はせずに利用できました。

阿寒湖遊覧船は「まりもの里桟橋」が起点・終点ですが、今回は幸福の森桟橋から乗船しました。

幸福の森桟橋の方が駐車場を利用しやすいため、レンタカー旅行では便利です

摩周湖第一展望台

第一展望台からの摩周湖

11:40頃に阿寒湖を出発し、途中で道の駅摩周温泉に立ち寄ってから摩周湖へ。

12:55頃、摩周湖第一展望台に到着しました。

滞在時間は約25分。

本来は第三展望台にも寄る予定でしたが、この日は天候が悪かったため省略しました。

摩周湖は天候によって見え方が大きく変わるので、天気に応じて第一展望台だけにするなど、柔軟に変更するのがおすすめ

硫黄山とMOKMOKベース

川湯温泉周辺で30分ほど昼食を取った後、硫黄山へ。

硫黄山では、噴気が上がる荒々しい地形を間近で見ることができます。

今回は観光だけでなく、併設されているMOKMOKベースで硫黄山の景色を眺めながらコーヒーを飲み休憩しました。

MOKMOKベースは、硫黄山のふもとにある、カフェやショップを備えた休憩スポットで、噴気を上げる硫黄山を眺めながらコーヒーなどを楽しむことができます。

道東ドライブでは移動距離が長くなるため、こうした場所で意識的に休憩を取るのがおすすめです。

美幌峠へ

美幌峠から眺める屈斜路湖

16時頃、美幌峠展望台に到着しました。

ここでは屈斜路湖を一望できます。

阿寒湖、摩周湖、硫黄山とはまた違ったスケールの大きな景色を見ることができ、今回のルートではぜひ立ち寄りたい場所のひとつです。

その後、「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」に短時間立ち寄り、18:15頃に網走のホテルへ到着しました。

途中の川湯温泉に宿泊するのも魅力的ですが、今回のプランでは3日目の観光スケジュールを考えると、2日目のうちに網走まで移動して宿泊するのがおすすめです。

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3日目|網走監獄からオホーツク海沿いを走って知床へ

3日目のタイムテーブル

時間スケジュール
9:30網走のホテル出発
9:40〜9:50網走駅
10:00〜12:05博物館 網走監獄
12:20〜13:00網走市内で昼食
13:15〜13:25北浜駅
13:35〜14:00道の駅 はなやか(葉菜野花)小清水
14:25〜14:45天に続く道展望台
15:05〜15:35オシンコシンの滝
15:40〜15:55道の駅うとろ・シリエトク、知床世界遺産センター
16:10〜17:10知床五湖・高架木道
17:30ウトロ地区のホテル到着

3日目は、

網走 → 小清水 → 斜里 → ウトロ → 知床五湖

と、オホーツク海沿いを知床方面へ走ります。

景色の変化も大きく、ドライブそのものが楽しい1日です。

博物館 網走監獄

9:30にホテルを出発。

網走駅を短時間見たあと、10時から博物館 網走監獄を見学しました。

結果的にここには約2時間滞在しました。

博物館 網走監獄は、敷地が広く、また展示が充実しているため、
きちんと見て回ろうとすると意外と時間がかかります

今回は網走監獄をしっかり見学したため、予定していたオホーツク流氷館には行くことができませんでした。

オホーツク流氷館にも行きたい場合は、

  • 網走監獄の見学時間を短くする
  • 道の駅への立ち寄り時間を減らす

などすれば組み込める可能性があります。

北浜駅から天に続く道へ

天に続く道

網走市内で昼食を取った後は、オホーツク海沿いを東へ向かいます。

まず立ち寄ったのが北浜駅です。

海のすぐそばにある小さな駅なので、長時間観光する場所ではありませんが、10分程度立ち寄るにはちょうどよい場所です。

続いて「道の駅 はなやか(葉菜野花)小清水」を経由し、天に続く道へ。

一直線の道路が遠くまで続いて見える、北海道らしい景色を楽しめます。

オシンコシンの滝

15:05頃、オシンコシンの滝に到着。

ウトロへ向かう国道沿いにあり、知床観光と非常に組み合わせやすい場所です。

30分ほどあれば十分観光できます。

その後、「道の駅うとろ・シリエトク」と知床世界遺産センターに短時間立ち寄りました。

知床五湖は高架木道だけでも楽しめる

16:10から約1時間、知床五湖へ。

今回は高架木道のみを歩きました。

知床五湖には地上遊歩道もありますが、高架木道だけであれば比較的気軽に歩くことができます。

高架木道

高架木道は地面より高い位置にあるも木道で、電気柵も備わっています。
熊が多い知床エリアでも安心して歩くことができます。

高架木道の電気柵

それ以外にも、地上遊歩道があります。
こちらは、ヒグマ活動期(5月10日〜7月31日)はガイドツアーへの参加が必須です。
その他の期間はレクチャー受講が必要
です。

夕方は時間的にも余裕がなくなるため、3泊4日のドライブ旅行であれば高架木道だけにするのも現実的な選択肢です。

高架木道
レクチャーやツアー参加の必要はなし。

地上遊歩道
ヒグマ活動期(5月10日〜7月31日)は、ガイドツアーへの参加が必須。
その他の期間は、レクチャー受講が必要。

17:30頃、ウトロのホテルに到着しました。

ウトロでおすすめのホテル

今回宿泊したのは、Onsen Guesthouse ザ・サンセット知床です。

ここはかなりおすすめです。

部屋はきれいでおしゃれ。
客室や大浴場からの眺めもよく、食事付きプランにするとブッフェの種類も豊富です。
夕食時にはアルコールの飲み放題も付いていました。
なお、ブッフェの会場は、すぐ近くにある「KIKI知床 ナチュラルリゾート」です。

ザ・サンセット知床の宿泊料金・空室を確認する

また、もう少し予算に余裕があれば、KIKI知床 ナチュラルリゾートへの宿泊もおすすめです。

今回宿泊したザ・サンセット知床より料金は少し高くなりますが、ホテルとしてのサービスや設備が充実しています。

どちらを選ぶか迷ったら、

  • ホテルのサービスはシンプルでよく、コストを抑えながらきれいで快適な宿に泊まりたい
    → Onsen Guesthouse ザ・サンセット知床
  • 料金が少し高くても、ホテルのサービスや温泉・サウナ、館内でのイベントなども楽しみたい
    → KIKI知床 ナチュラルリゾート

という選び方がおすすめです。

KIKI知床 ナチュラルリゾートの宿泊料金・空室を確認する


4日目|知床峠から羅臼・開陽台を巡って中標津空港へ

4日目のタイムテーブル

時間スケジュール
9:30ホテルチェックアウト・出発
9:50〜10:00知床峠展望台
10:30〜10:45道の駅 知床・らうす
11:50〜12:10開陽台展望台
12:30〜13:05中標津市内(セブンイレブンで熊スプレーの発送、ガソリン給油など)
13:10中標津空港到着
14:50中標津空港発 NH378
16:45羽田空港着

最終日は、ウトロから知床横断道路を通って羅臼側へ抜け、中標津空港へ向かいます。

知床峠へ

ホテルを9:30に出発し、9:50頃に知床峠へ到着。

霧や雲が出ていて、遠くまでの眺望は望めませんでした。

こちらには10分ほどの短い滞在でした。

展望台しかなく、長時間観光する場所ではありません。

羅臼で海産物の買い物

10:30頃、「道の駅 知床・らうす」に到着しました。

羅臼周辺では海産物の買い物をしたり、海の向こうに国後島を眺めたりすることができます。

残念ながら、この日は遠くが霞んでいて、国後島を眺めることはできませんでした。

羅臼はウトロ側とは雰囲気が異なるため、知床横断道路が通行できる季節であれば、ウトロ側だけで帰るのではなく羅臼まで抜けるルートがおすすめです。

開陽台へ

羅臼から中標津方面へ移動し、11:50頃に開陽台へ。

この展望台では、ぐるっと360度の北海道らしい広大な景色を楽しめます。

約20分の滞在でした。

熊スプレーの返却とガソリン給油

中標津町のセブンイレブンから、レンタルしていた熊スプレーを宅配便で返却しました。

その後、レンタカーの返却前にガソリンを給油しました。

注意したいのが、北海道では日曜日に休業しているガソリンスタンドもあること

今回は、2か所ほどガソリンスタンドを回りましたが、どちらも休業していたため、最終的に営業していた「コスモ石油 中標津中央SS」で給油しました。

空港へ向かう前に、営業している給油場所をあらかじめ確認しておくと安心です。

13:10に中標津空港へ到着。

用事を済ませてから、14:50発のANA378便で羽田へ戻り、16:45に到着しました。

本当は最終日にもう1か所観光できた

今回の最終日は空港で用事があったため、観光時間を少し短くしています。

そのため通常であれば、さらに1時間程度は観光時間を確保できます。

候補にしていたのが「天空への道」です。

今回は時間の都合でスキップしましたが、空港で特別な用事がなければ立ち寄ることも可能です。

また、今回の旅では「道の駅」に比較的多く立ち寄りました。

道の駅をそれほど重視しない場合は、立ち寄る回数を減らして、その分ほかの観光地を追加することもできます。

一方で、道の駅は共通の商品もありますが、その土地ならではの商品や品ぞろえに意外と違いがあります。
時間に余裕があれば、いくつか立ち寄って比べてみるのもおすすめです。

ご自身に合ったバランスで回ってみて下さい。


3泊4日で道東はどこまで回れる?

実際に旅行してみた結論としては、レンタカーを利用すれば3泊4日でも道東の主要観光地をかなり広く回ることができます。

今回訪れた主な観光地だけでも、

  • 釧路湿原
  • 温根内木道
  • 阿寒湖
  • 阿寒湖アイヌコタン
  • 摩周湖
  • 硫黄山
  • 美幌峠
  • 網走監獄
  • 北浜駅
  • 天に続く道
  • オシンコシンの滝
  • 知床五湖
  • 知床峠
  • 羅臼
  • 開陽台

と、かなり充実しています。

しかも、今回のスケジュールは、主要スポットをしっかり観光しながらも、移動もそれほど慌ただしくならないバランスだったと思います。


このルートのよかった点

今回のルートで特によかったのは、釧路空港から入って中標津空港から帰ることです。

釧路空港へ戻る必要がないため、

釧路 → 阿寒湖 → 摩周湖 → 網走 → 知床 → 羅臼 → 中標津

と、ほぼ一方向に移動できます。

道東は観光地と観光地の距離が離れているため、往復するルートよりも、このような周遊型の旅程の方が効率的だと思います。

また、今回のように道の駅へ頻繁に立ち寄る必要がなければ、その分、

  • オホーツク流氷館
  • 摩周湖第三展望台
  • 羅臼周辺
  • 中標津周辺

などの観光時間をさらに増やすことができます。

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まとめ|3泊4日で釧路・網走・知床まで十分回れる

今回実際に旅行してみると、3泊4日、

1日目:釧路・阿寒湖
2日目:摩周湖・硫黄山・美幌峠・網走
3日目:網走・斜里・知床
4日目:知床・羅臼・中標津

というルートで、道東の代表的な観光地をかなり効率よく巡ることができました。

もちろん天候によって行けない場所が出ることもあります。

今回も雨のため、釧路市湿原展望台や摩周湖第三展望台を省略しました。

その一方で、時間に余裕ができれば別の観光地を加えることもできます。

そのため、旅行前から分刻みで予定を固定するというより、

「絶対に行きたい場所」と「時間があれば行く場所」を分けておく

のがおすすめです。

これから3泊4日で道東旅行を考えている方は、ぜひ今回のタイムテーブルをそのままベースにして旅程を組んでみてください。

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では、よい旅!