八丈島に行こうと思うけど、船で行くのがいいのか、飛行機で行くのがいいのか、どちらがいいのだろうと悩んでいませんか?
これから解説する内容を参考にご自身に合った交通手段を選んで頂きたいですが、もし迷っているなら、船をオススメします。
なぜなら、旅に来た!という実感が湧くからです。
国内、海外問わず、頻繁に旅に出ることが多い私が、初心者が八丈島に行く時に船で行くのが良いか、飛行機で行くのが良いかを解説します。
この記事を読むと、八丈島に行くときにご自身に合った交通機関を選ぶことができます。
*それぞれの交通機関の料金や時間など、詳細は変更になることがあるので、各機関のサイトで最新の情報を確認してください。
船
もし八丈島に行く際に、船で行くのがいいのか、飛行機で行くのがいいのかと悩んでいる場合は、船をオススメしたいです。
なぜ船をオススメするかというと、
1つめに、八丈島に向かう船では、美しい東京湾の夜景を眺めることができるからです。
ビールでも飲みながら、お台場、羽田空港、横浜などの夜景を見つつ、船に乗っているのはとても気持ちがいいですよ。
2つめに、朝起きると、三宅島、御蔵島への入港を見ることができるからです。
朝起きて、大海原の先に島が見え、港に入っていくのは、なにものにも変え難い旅情があります。
3つめに、10時間半の旅をして、船で島に着いたという感覚です。
長い旅をすることによって、東京の都心から離れ、島に来たんだという感覚を与えてくれます。
便利かもしれませんが、ドアを開いて目的地にすぐ着いてしまったら、ありがたみがない感じがしませんか?
時間がかかるというのは、意外と旅情を高めてくれます。
4つめに、東京竹芝に戻る船では、天気が良ければ、西に沈む美しい夕陽を見ることができます。
また行きと同様に、御蔵島や三宅島を見ること、東京湾の夜景を見ることができます。
船のデッキに椅子、テーブルがあるので、八丈島で買った島焼酎やサワー、パッションフルーツドリンクなどを飲みながら、夕陽を見ると最高ですよ。
また日中の御蔵島や三宅島を見ることができます。
行きは、朝早く寝ぼけていて、しっかり景色を見ることができていないかもしれません。
断崖絶壁の御蔵島。その崖を流れる滝。
活火山のある三宅島。まさに火山島の景色を見ることができます。
そして最後に再び東京湾の夜景を眺めることができます。
これらの旅を楽しめる要素が多くあるという理由から、船に乗れない理由がある場合以外は、船でアクセスすることをオススメします。
交通手段というよりも、長時間の遊覧船に乗っているという気持ちで乗ると楽しいですよ。
船の詳細ですが、東京から八丈島まで船で行く場合は、東海汽船を利用することになります。
伊豆諸島は島によって、大型客船とジェット船の両方が就航していますが、八丈島は大型客船のみの就航です。
所要時間、時刻表
船は、東京竹芝桟橋を出港し、三宅島、御蔵島を経由して、八丈島に向かいます。
以下に時刻表を記載しますが、おおよそ行き10時間半、帰り10時間の旅です。
東京→八丈島
東京 | 22:30発 |
三宅島 | 5:00着 |
御蔵島 | 6:00着 |
八丈島 | 8:55着 |
八丈島→東京
八丈島 | 9:40発 |
御蔵島 | 12:30着 |
三宅島 | 13:25着 |
東京 | 19:40着 |
料金
料金は、等級ごとに以下のようになっています。
2等 14,530円
特2等 21,790円
1等 29,050円
特1等 34,860円
*特1等料金の他にルームチャージ料金が必要 特1等和室(4名定員)4,400円
特等 40,670円
2等
4〜12名定員で、川の字になって床に寝るようなスタイルの部屋です。
顔付近にはつい立てがあり、隣同士の顔が見えないようになっています。
1等や特1等和室につく布団セットのようなもの付属していないため、有料毛布を借りて就寝される方が多いと思います。
トイレ、シャワーなどは共用のものを使用する形です。
特2等
2段ベッドが並ぶ部屋です。
カーテンがついてる為、ある程度プライベートが確保されています。
トイレ、シャワーなどは共用のものを使用する形です。
1等
8人定員で、川の字になって床に寝るようなスタイルの部屋です。
顔付近にはつい立てがあり、隣同士の顔が見えないようになっています。
布団セット(敷布団・掛布団・枕)が付属しています。
トイレ、シャワーなどは共用のものを使用する形です。
2等と似ていますが、布団セットが大きな違いです。
特1等
こちらには洋室、和室があります。
洋室は2段ベッドが2つ、4名用の椅子とテーブル、
和室は布団セット(敷布団・掛布団・枕)が4つと4名用のテーブルとなっています。
また専用のトイレ、シャワーも付きます。
特等
シティホテルのような部屋で、ツインベッドとなっており、2名分の椅子、テーブルもあります。
また専用のトイレ、シャワーも付きます。
東海汽船のサイトにいくと、部屋ごとの写真や設備の表などもあるので、詳細を確認してください。
予約について
予約は、東海汽船のサイトや電話、または旅行会社からすることができます。
ツアーの方が安くなることが多いので、まずツアーから探してみることをオススメします。
ツアーは、旅行会社のものもありますが、東海汽船のパッケージツアーもありますので、最も合うプランを探してみてください。
メリット、デメリット
飛行機
ANAが羽田空港と八丈島空港を結んでいます。
飛行機のメリットは、やはり羽田空港から50〜60分という利便性の良さでしょう。
実際に飛んでいる時間は40分前後なので、あっという間です。
船酔いする方、時間が取れない方にオススメの交通手段です。
早朝の便で飛び、夕方の便で帰れば、八丈島の滞在時間を最大化できます。
また、八丈島や八丈小島を上から眺めることもできます。
これは船では味わえない景色です。
所要時間、時刻表
1日3便、所要時間50〜60分で、羽田空港と八丈島空港を結んでいます。
羽田空港→八丈島空港
羽田空港発 | 八丈島空港着 | |
ANA1891 | 7:30 | 8:25 |
ANA1893 | 12:05 | 13:00 |
ANA1895 | 16:00 | 16:50 |
八丈島空港→羽田空港
八丈島空港発 | 羽田空港着 | |
ANA1892 | 9:00 | 9:55 |
ANA1894 | 13:45 | 14:40 |
ANA1896 | 17:25 | 18:25 |
料金
普通席 片道12,000〜32,000円前後、Premium class 片道17,000〜36,000円前後です。
時期により料金が大きく変動しますので、ANAのサイトで実際の料金を確認してください。
予約について
予約は、ANAのサイトや電話、または旅行会社からすることができます。
ツアーの方が安くなることが多いので、まずツアーから探してみることをオススメします。
メリット、デメリット
選び方
旅情が高まるという視点から、船をオススメしました。
しかし、船酔いがひどい、ちょっとの揺れも厳しいという方は飛行機の利用がよいでしょう。
東京湾内は、それほど揺れませんが、東京湾を出ると少し揺れるようになり、
伊豆大島を通り過ぎる頃には、ある程度の揺れはあるようになります。
またトータルの日程として1泊2日しか予定が取れない方、少しでも八丈島の滞在時間を長くしたい方は飛行機の利用が良いと思います。
ただし、島に1泊2日だとしても、前日の夜に出発できる方は船をオススメします。
例えば、土日の旅行する予定だけれども、金曜夜に出発ができる場合などです。
まとめ
今回は、八丈島に行く時に船がいいのか、飛行機がいいのかをまとめました。
船自体を移動するだけでなく楽しむものと捉えると、とても魅力的な交通手段になります。
今回船をオススメしましたが、それぞれニーズが異なると思いますので、この記事を参考に、ご自身に合った交通手段を選んで頂ければ嬉しいです。
では、よい旅を!