暖炉のような雰囲気で、冬の気分を盛り上げてくれるDimplexの電気暖炉を欲しいという方は、多いと思います。
しかし、多数のモデルがあり、選ぶのを迷ってしまいませんか?
実はシリーズやモデルによって、機能やサイズなど大きな差、細かな差があります。
私は、2022年末に、多数のモデルを実際に見比べた上で、”Lucia 品番LUCIII12J “を購入しました。
今回、シリーズやモデルの特徴、選び方などをまとめました。
私が、Luciaを選んだ理由やしばらく使用した上での感想もレビューします。
この記事を読めば、ご自身にあったモデルがわかります。
モデルごとの特徴
まず、Dimplexのモデルについて説明します。
Dimplexの電気暖炉には、大きく分けて2種類あります。
Optiflame(オプティフレーム)シリーズとOpti-Myst(オプティミスト)シリーズです。
暖房としての機能は、Optiflameシリーズは強1200W、弱605W、Opti-Mystシリーズは強1200W、弱700W(Fortrose II GEN IIIは、強1100W、弱620W)で、大きな差はないと思います。
細かくみていきましょう。
Optiflame (オプティフレーム) シリーズ
OptiflameはLEDライトを用いて、ガラスに擬似炎を映し出すモデルです。
Optiflameには、
- Micro Stove マイクロストーブ
- Dinky stove ディンキーストーブ
- Stockbridge ストックブリッジ
- Ritz Ⅱ リッツ 2
- Jazz Ⅱ ジャズ 2
- Lucia ルシア
- Bellini ベリーニ
- Laverton ラヴァートン
の8つのモデルがあります。
Micro Stove、Dinky stoveは、低価格、小型のモデルです。
他の上位モデルと比べると、温度設定機能、オフタイマー、炎効果の調整、内部照明のon off、薪効果音などの機能がなく、赤外線リモコンもついていません。
またStockbridgeは、Micro StoveやDinky stoveと同じ機能でサイズを大きくしたようなモデルで、温度設定機能、オフタイマー、炎効果の調整、内部照明のon off、薪効果音などの機能がなく、赤外線リモコンもついていません。
Ritz Ⅱ、Jazz Ⅱ、Lucia、Bellini、Lavertonは、Optiflameシリーズの上位モデルです。
Micro Stove、Dinky stoveより大きくなり、共通で、温度設定機能、オフタイマー、炎効果の調整、内部照明のon offなどの機能があり、赤外線リモコンを備えます。
Ritz Ⅱ、Jazz Ⅱ、Belliniは、機能的にはほぼ同じで、デザインや価格の差と捉えて良いかと思います。
Luciaのみ、薪効果音の機能もついています。
Lavertonのみ、炎色の変更機能もついています。
Opti-Myst (オプティミスト) シリーズ
Opti-Mystは、水タンクに水を入れ、蒸気発生器で水蒸気を発生させます。
その蒸気にハロゲンランプの光をあて、本物の炎のような色とゆらぎを再現しています。
また擬似薪もハロゲンの光を受けて、燃えているように見えます。
加えて、水蒸気が発生するため、多少の加湿効果あります。
Optiflameシリーズに比べ、高額なモデルとなります。
Opti-Mystシリーズには、
- Fortrose Ⅱ フォートローズ 2 (現在Dimplexのホームページからはなくなっています)
- Glasgow グラスゴー (現在Dimplexのホームページからはなくなっています)
- Fortrose II GEN III フォートローズ2G3
の3つのモデルがあります。
Fortrose Ⅱ、Glasgowの差は、主にデザインと大きさ、値段です。
暖房としての機能含め、他に明らかな差はありません。
これら2つには、赤外線リモコンは付属しているものの、Optiflameシリーズの上位モデルについている温度設定機能、オフタイマーや薪効果音、炎色の変更機能(Lavertonのみ)などの機能がありません。
Fortrose II GEN III フォートローズ2G3は、最新のOpti-Mystシリーズのモデルです。
リモコンは付属し、Optiflameシリーズの上位モデルについている温度設定機能、オフタイマーや薪効果音など、様々な機能がついており、最も高額な最上位モデルです。
Dimplex 電気暖炉のページ:https://dimplex.jp/interior-fire/
電気暖炉 製品比較表:https://dimplex.jp/wp-content/uploads/2023/11/ebae9859d570d13b3959460d323fd6b9.pdf
私の選び方と使用感
私の選び方
私は、自宅の部屋の広さから考えると、Micro Stove、Dinky stoveのモデルは小さすぎると判断し、対象から外しました。
またStockbridgeは、サイズ的には問題ないのですが、温度設定機能、オフタイマー、炎効果の調整、内部照明のon off、薪効果音などの機能がなく、赤外線リモコンもついていないので、対象から外しました。
当時、残った候補は、OptiflameシリーズのRitz Ⅱ、Jazz Ⅱ、Lucia、Bellini、Lavertonと、Opti-MystシリーズのFortrose ⅡとGlasgowでした。
Optiflameシリーズの中では、迷わずLuciaが良いと思いました。
理由は、Luciaに薪効果音の機能がついているからです。
実際に店頭で音を聞いてみて、パチパチと暖炉らしい音が出るのは、とても良い機能だと感じました。
最終的には、OptiflameシリーズのLuciaと、Opti-MystシリーズのFortrose ⅡとGlasgowという選択肢になりました。
Opti-Mystシリーズは、Optiflameシリーズと比べて、価格帯が明らかに上です。
その分、擬似炎の本物らしさは素晴らしいです。
正直なところ、炎の見た目だけで選べば圧倒的にOpti-Mystシリーズが良いと思いました。
ですが、当時Opti-Mystシリーズには薪効果音がついていませんでした。
この音があるとないとでは、聴覚的な本物らしさが全く違いました。
炎が素晴らしいけれど、薪効果音がない、Opti-Mystシリーズ Glasgow、Fortrose Ⅱ、薪効果音でストーブらしい雰囲気が出るけれど、炎の表現がやや劣るOptiflameシリーズのLuciaで迷いました。
しかし、迷うくらいであれば、希望小売価格(税抜き)Glasgow ¥99,800、Fortrose Ⅱ ¥138,000、Lucia ¥39,800と大きな価格差があるので、Luciaで良いと思い、Luciaに決めました。
ただし、現在では最新モデルのOpti-Mystシリーズ Fortrose II GEN III フォートローズ2G3が発売されています。
このモデルは本物らしい擬似炎に加え、薪効果音がついており、性能だけを考えれば、このモデルが最も良いなと思います。
ただし、¥180,000(税込)と高額なので、悩ましい選択肢だと思います。
使用感
現在、Luciaを毎日使っています。
しかし、私の部屋はもともと機密性が高く、大抵の場合エアコンで事足りてしまいます。
また605〜1200Wという消費電力の暖房をつけ続けるというのは、電気代もそれなりになります。
このため、暖房の機能はエアコンの補助として、たまに使う程度です。
しかし、毎日スイッチをいれ、炎を眺め、薪の弾ける音を聴きながら癒されています。
家にいる時に使用しない日はないくらいなので、結果的にはとても良い買い物ができたと思います。
おすすめの選び方
まず広くない部屋に置く場合は、Optiflameシリーズ Micro Stove、Dinky stoveが選択肢になると思います。
もし、それよりも大きな暖炉が置ける部屋である場合は、本物らしく見え、機能も多い他のモデルが良いと思います。
ただし、Stockbridgeは、大型のモデルの中では明らかに機能が落ちるので、よほど外観が気に入っている場合以外は、他のモデルをお勧めします。
そうなると、大きめのサイズでは、Optiflameシリーズ Ritz Ⅱ、Jazz Ⅱ、Lucia、Bellini、Laverton、Opti-Mystシリーズ Fortrose Ⅱ、Glasgow、Fortrose II GEN III が選択肢になります。
予算が79,800円までの上限とした場合、Optiflameシリーズ Ritz Ⅱ、Jazz Ⅱ、Lucia、Bellini、Lavertonが候補になります。
薪効果音があると本物らしく感じるので、Luciaはお勧めです。
また炎の色を変えたいという場合は、Lavertonです。
それらに拘らない場合、Ritz Ⅱ、Jazz Ⅱ、Belliniの中で、好きなデザインのもの選ばれると良いか思います。
もし、予算に上限がなく、より本物に近い炎を求めるのであれば、Opti-Mystシリーズ Fortrose Ⅱ、Glasgow、Fortrose II GEN III フォートローズが良い選択肢になると思います。
予算に上限がないようであれば、その中でも最も高額になりますが、Fortrose II GEN III フォートローズ2G3がオススメです。
本物らしい擬似炎に加え、薪効果音がついているため、最も暖炉らしさを味わえると思います。
もう少し価格が低めなものとしてはFortrose ⅡかGlasgowがあります。
この2つに関しては、サイズ感やデザインで選ばれれば良いと思います。
ただし、この2つのモデルは高額でありながら、薪効果音がついていません。
その部分をどう考えるかになると思います。
まとめ
使用感のところでもお伝えしましたが、Optiflameシリーズ Luciaを購入して満足しています。
ただし、記事をあげた当初は、Opti-Mystシリーズで薪効果音が出るものが発売されたら、そちらを欲しくなってしまうかもしれないとお伝えしていました。
そして、とうとうOpti-Mystシリーズ Fortrose II GEN IIIが発売されました。
スペックを見た時に、このモデルが欲しい!と思いましたが、さすがに高額なので、現時点では購入に至っていません。
もし購入することがあれば、またレビューをしようと思います。
今回の記事が、Dimplexの電気暖炉購入を迷われている方の参考になれば嬉しいです。